ニウエは雨季が多い南太平洋に浮かぶ島

ニウエとは、トンガやサモアの近くの南太平洋に浮かぶ島です。首都はアロフィ、面積は259平方km、人口は約1200人の小さな国で、日本と国交はありません。

世界で一番小さな国で知られているバチカンの人口900人に比べると住んでいる人は多いのですが、バチカンの昼間の人口は、ローマ法王庁の職員3000人、それに観光客、参拝者を含めると、はるかにニウエの方が人口が少ないといえます。

ニウエは雨季が多い南太平洋に浮かぶ島

ニウエとはニュージーランドとの自由連合の国で、国連にも加盟していませんが、2007年12月に世界で初めて中国が国交を結びました。

昔、トンガやサモアから移住してきたポリネシア人が住んでおり、1774年、西洋人のクック船長が初めて訪れた際、先住民の攻撃に遭ったため、その後はしばらく島を訪れる人はいませんでした。

1830年、キリスト教を布教させるため、ロンドン宣教師協会のジョン・ウィリアムズが訪れ、宣教師を育成するため、島民2人を連れて帰りましたが、翌年島民2人は島へ戻されました。

その際、インフルエンザなどの感染病が広まり、島の人口は激減しました。

1846年、改めてサモア人の宣教師が訪れキリスト教を広めました。

その後、ドイツとイギリスが進出争いをめぐり、アメリカとイギリス、ドイツの共同保護領だったサモアからイギリスが撤退することと引き換えに、ニウエからドイツが手を引くこととなりました。

それにより1900年、ニウエはイギリスの保護領となり、翌年ニュージーランドの管轄に移され、そのことで島民が揉め、クック諸島の一部として扱われた為、ニュージーランドとは疎遠になりましたが、1965年にクック諸島が自由連合になり、また、クック諸島から分離されたことにより、1974年に単独でニュージーランドと自由連合を組むこととなりました。

その後、観光客をよぶためにニュージーランドの援助で空港の拡張、リゾートホテルなどが建設されました。現在ではニュージーランド航空が週に1便だけ運行しています。ハリケーンで壊滅的な被害を受けた首都アロフィは、内陸部に移転し、再建中です。

地理的には、世界最大のサンゴ礁の島で、海面上約60メートルに渡り、石灰岩の断崖がそそり立っており、雨水で浸食された石灰岩はマダガスカルのツィンギそっくりです。地形は台地状で、山岳や湖などは存在しません。

人口の多くはアロフィを中心とする北西から西の海岸地帯に集中しています。気候はサバンナ気候で、11月から4月が雨季になります。